こんにちは!
身体心理療法家の宮川です。
私のブログに訪問していただきありがとうございます。

うつ病の方が必ず通る過程があります。
いきなり明日からうつ病とはならないんですね。

今回は「うつ病の方が必ず通る過程」に関するお話です。

■なぜうつ病の方が通る過程を知っておかないと
 いけないのか。

これを知っている事で、

・家族、友人、まわりの方に対してのアドバイスが
 行えます。

・自分がどの様な対応をしなくてはいけないのか
 分かります。

逆に知らないと

・あなたにとって大切な方に対しての対応が遅れ
 うつ病になってしまうかもしれません。

・自分自身の対応が遅れ、うつ病になり改善が
 遅れてしまいます。

ぜひ今回お話する、うつ病の方が必ず通る過程を
知っていて欲しいと思います。

あなたの大切な方や自分自身へのうつ病対策に
役立ててください。

■うつ病の方が必ず通る過程とは?

「うつ病の方が必ず通る過程があります。」
と先ほどお伝えしました。

分かりやすくすると。

①自律神経の乱れ→②自律神経失調症→③軽うつ状態→④うつ病

という流れでうつ病へ進行していきます。

それぞれの状態を把握する事で、相手や自分の
進行過程が分かります。

では、それぞれのどんな状態でしょう。

①自律神経の乱れ
 
 なんだか最近疲れが取れにくくなった。
 眠りが浅くなったり、寝つきが悪い。
 ノドや胸に異物感がする。
 まだまだなんとなく調子が悪い状態です。
 ここで、生活を見直すなどの対策をすれば
 良いのですが・・・。

②自律神経失調症

 動く神経(交感神経)が過剰になり、
 休む神経(副交感神経)の働きが
 弱まります。
 主に体に症状が出始めます。
 めまい、耳鳴り、不眠、食欲低下などが起こります。
 やる気はあるけど、体がついてこない状態です

③軽うつ状態
 
 心にも症状が少し出て来ます。
 なんだかやる気が起きない。
 イライラしやすくなる。
 人と会うのがひどく疲れる。など。
 以前と比べて、日によって感情の起伏が激しくなります。

④うつ病
 心の症状が強く出ます。
 軽うつ状態と違い、何日も何週間も下記の様な
 状態が続きます。
 まったくやる気が起きない。
 体を動かす事が出来ない。
 生きているだけでも辛い。
 動く神経(交感神経)も低下するため
 動く事も出来なくなります。

私の整体院へこられる方々も上の進行度合いによって
回復するスピードが全然違います。

②までは、生活の見直しと施術によって、一か月ほどで
回復します。

③、④になると個人差が大きく出ますが、
想像以上に③と④との間は大きく感じます。

うつ病の方が回復する目安としては、
体の細胞全体が半分入れ換わる90日は
必要になります。

■では、自分や大切な人がどの様な状態かを
 上記を参考にして客観的に知っておきましょう。

ステップ1

あなた、もしくは大切な人が現在どの様な状態に
あるかを客観的に見て下さい。

① ② ③ ④ のどの状態に近いでしょうか?

①と②の方はステップ2へ
③と④の方はステップ3へ

ステップ2

まずは睡眠と食事の改善を見直しましょう。

睡眠の改善:

とにかく時間を増やしてください。
動く神経(交感神経)を鎮めるには睡眠が一番です。
・24時前に寝ましょう。
・寝る3時間前には食事、パソコン、テレビは
 終わる様にしましょう。

食事の改善:

・今までの食事の量を2割減らしましょう。
・消化の良い物がベストです。
・消化吸収などの内臓の疲労を取る事が必要です。
・肉→魚 白米→玄米 にして、野菜と果物を
 多く摂取してください。
・コーヒー、お茶などのカフェインは絶対だめです。
・スナック菓子、ジュース類もしばらくは禁止です。

ステップ3

まずは病院で診断を受けましょう。
私自身は病院の治療である薬に対しては、否定的なスタンスを
とっております。
自分自身の経験や整体院へ来られるうつ病の方をみている
経験からもそう考えます。

しかし、重度のうつ病の場合、薬が有効な場合があります。

薬で治療するしないは別として、まずは医療機関の受診を
お奨めします。

上記のステップ2の内容は、③④の方にも有効です。
必ずやってください。

それと合わせて、このブログで今後ご紹介する内容を読んで
いただき実践していただきたいと思います。

本日も私のブログをお読みくださり、
ありがとうございました。

記事の感想、今後取り上げて欲しい内容などが
ありましたら気軽にコメントしてくださいね。

またあなたに訪問していただけるのを
心よりお待ちしております。

身体心理療法家:宮川智一