まず、規則的に食事をとることが重要です。

近年、朝食をとらない人が多くいます。

この習慣は、午前中の活動性を弱め、交感神経が働くべきときになかなか働けない状況を作りかねません。

そのため、朝食をしっかりとることが重要となってきます。

 

 

 

食事内容としては、バランスのとれた食事を意識しましょう。

食事からとれる栄養は、炭水化物・タンパク質・脂質の他、ビタミン・ミネラルを加えた5つの分野に分かれます。

 


炭水化物とは、米やパン、麺類などをいいます。

エネルギーとして簡単に用いることができる重要な栄養源です。

 


タンパク質は、体(細胞)を構成するタンパク質に利用されます。

良質なタンパク質をとることで、筋力の維持や骨格の維持に繋がります。

 


脂質は、最もグラムあたりのエネルギーが多く、栄養の蓄えとして重要です。

ただ、現代人の食生活では脂肪が過剰となっていることが多いため、低脂肪の食事が望ましいです。

 


ビタミンは、体内の化学反応の酵素を活性化させたり、代謝を円滑に進めるために必要であり、カロリーには換算されませんが非常に重要な役割を担っています。

 


ミネラルは、体内の電解質の補充をし、体内の水分バランスを一定に保ったり、電気的な興奮を適切な閾値でできるようにコントロールするために必要です。

このような、重要な栄養分は偏りなくとるべきであり、それが自律神経失調症の改善につながります。

具体的には、基本的に日本食をメインとし、主菜・副菜を意識し、品目を多く使った食事をとることを心がけるとよいでしょう。

野菜不足に対しては、野菜ジュースの利用もよいでしょう。