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自律神経を回復する腹式呼吸のやり方。

こんにちは!
白金台カイロの宮川です。
私のブログに訪問していただきありがとうございます。

今回は、自律神経を回復する腹式呼吸のやり方です。

名付けて、「自律神経回復呼吸法」
なんだかかたっ苦しいネーミングですね。

自分でももっとオシャレな名前を
つけたかったのですが。

そんなセンスも無く。
でもわかりやすくないですか?
自律神経を回復する腹式呼吸法という事です。

なぜ自律神経を回復する為に呼吸法なのかというと。
呼吸が唯一自律神経を意識的にコントロール
できる方法なのです。

自律した神経と言うぐらいですので、
自分で勝手に働くわけです。

これがあるから自然と心臓が動いてくれたり
必要に応じて血液の量を調節してくれたり
胃液を出したり、止めたり
呼吸数が多くなったり、少なくなったり
してくれるわけですよね。

すべては体を自動的に機能させる
素晴らしいシステムなのです。

これを意識的に、
よし、心臓を止めよう!
とか

胃液よ出ろ!
と言っても動いてくれないわけです。

だから自律神経が乱れても。
正常にするぞ!と意識しても
コントロールは出来ないんですよね。

でも、唯一出来るものがひとつだけ。
意識と自律神経の両方からコントロール
出来るのが、そう。

呼吸です。

意識的に副交感神経優位の状態

分かりやすく言うと、
休むための神経を意識的に働かせる
事ができると言う事です。

呼吸はそれぞれ

吸う・・・動く神経・緊張・交感神経

吐く・・・休む神経・弛緩・副交感神経

この様に自律神経と関係しています。

これを知っていないと、
ただでさえ、動く神経の交感神経が優位に
なりやすくなっている現代の生活では、
リラックスする事が出来ません。

意識的にリラックスするためにも
呼吸法は自律神経のバランス回復には外せないものなのです。

自律神経失調症と
病院で診断された方は
自律神経のバランスが確実に乱れています。

過剰なストレス→動く神経が優位になる→
自律神経の乱れ→自律神経失調症

このようなプロセスで、様々な自律神経の乱れによる
症状が出てきます。

という事は、悪化していくプロセスが進む前に
改善すれば良い事が分かります。

その為には、呼吸法を使って
積極的に、意識的に休む神経を働かせて
リラックスするという事です。

この休む神経が優位になった時に、
脳や体は回復がしやすい状態となります。

そればかりでなく、呼吸法を習慣にする事で
自律神経のバランスも確実に良くなります。

私が自律神経失調症で苦しんでいた時に
睡眠障害がありました。

不眠症ですね。

なかなか寝付けなく、次の日会社で一日中眠い
という状態でした。

そんな時、寝る前に呼吸法を習慣にしていました。
呼吸法によって良質の睡眠を得ると、もっと改善が
早まります。

それでは具体的なやり方です。

■自律神経回復呼吸法

●ステップ1

ベットにあお向けに寝ます。

なるべくゆったりとした服装にしましょう。
トイレもしっかり行っておきましょうね。
寒さ対策はしっかりしておきましょう。

●ステップ2

全身の力を抜きます。

これがなかなか上手くいかない方が多いと
思います。

コツとしては、一回、肩や顔、腕、手などに
力をグッと入れてフヮ~っと力を抜くと
良いです。
力が入っているのか入っていないのか分からない時は
いちど入っている状態にしてから抜くと抜けるはずです。

他にも手足を天井に向けて上げて、ブルブルと振っても
力が抜けやすいです。

●ステップ3

呼吸をする準備をする。

すでにお伝えしたように
呼吸にはそれぞれの自律神経の働きがありましたね。

吸う・・・動く神経・緊張・交感神経

吐く・・・休む神経・弛緩・副交感神経

これを利用します。
簡単に言うと、吐く方を意識します。

それを数を数えながら行います。
仏教では瞑想法のひとつとしてやっている方法です。

●ステップ4

呼吸をしてみる。

ではいよいよ実践していきます。

い~ち~
に~い~
さ~ん~
し~い~
ご~お~
ろ~く~
し~ち~
は~ち~
く~う~
じゅ~う~

と心の中で数えながら呼吸をしていきます。
いちを言う間にひと呼吸していきます。

吸いながら、い~
吐きながら、ち~

これを10まで数えていきます。
10までいったらまた1に戻って繰り返します。

羊が一匹~羊が二匹~にちょっと似ていますね。

ステップ5

これに腹式呼吸をプラスします。

お腹をふくらませながら、い~
お腹から力を抜きながら、に~

こんな感じです。

お腹がふくらんだり、へこんだりする時に
横隔膜が動きます。
この横隔膜の動きが自律神経を刺激します。

これで自律神経の調整をしながら
なおかつ睡眠も深くなり、身体の細胞の再生を早めます。

最初は意識的にやると、苦しくなったりする事が
あります。

無理はしないで下さい。

10までを4回ほど繰り返すと寝てしまっている事が
多いと思います。

あせらず、すぐに寝れなくても大丈夫と気楽に考え
ながらの方が眠れやすいです。

■今すぐやってみよう!

今日寝る前にさっそくやってみましょう!
初めてやる人は出来なくても当たり前。
一度も習った事がない事ですから。

3日坊主でも良いです。
まずは3日間だけでもやってみてください。

そして、「ん?なんか良いかも」
と思ったら、もう3日やって下さい。

その頃にはあなたのお気に入りになっていると
思います。

自律神経回復呼吸法。

名前は硬いけど、こころとからだを
柔らかくする呼吸法です。

まずは気軽に試してみてくださいね。

本日も私のブログをお読みくださり、
ありがとうございました。

記事の感想、今後取り上げて欲しい内容などが
ありましたら気軽にコメントしてくださいね。

またあなたに訪問していただけるのを
心よりお待ちしております。

身体心理療法家:宮川智一

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  1. 最近、副鼻腔炎による睡眠障害で苦しんでます。
    間違いなく自律神経はめちゃくちゃ・・・
    早速試してみます!

    • rakis

      侍さま

      コメントありがごうございます。
      とても簡単な方法ですので、ぜひ試して見て下さい。
      感想なども聞かせて頂けると嬉しいです。

      この度はコメントありがとうございました。

  2. 葉山里絵

    初めまして
    湾曲症と小学生のころに言われ、その後脊髄空洞症が発症し手術を受け改善はしないものの進行を止められました。
    現在は、空気を飲んでしまう呑気症で胃とお腹がパンパンに張り、苦しいです。常に体が緊張している、心配事が多く
    休まっていない状態です。湾曲症が完治するとは考えられないし、自律神経が乱れて空気を自然と飲まなくなりますか?やはり自律神経ですか?

    • rakis

      葉山里絵様

      コメントありがとうございます。

      ご質問ですが、自律神経の乱れはあると思います。
      もう少し詳しくお話を聞いたり、身体をみてみないと分かりませんが。

      推測で申し訳ないのですが、
      原因として精神的なストレスが大きな影響を与えている様に思います。
      それが、自律神経を通じて、身体に症状がでているのではないでしょうか。

      この場合、自律神経を整えるための施術を身体に対して行うことで、
      症状が緩和する場合もありえますし、
      心配事などの精神的ストレスを和らげることによっても症状が緩和することも
      ありえます。

      少し情報が少ないので、推測で申し訳ありません。
      参考になれば幸いです。

      この度は、
      コメントありがとうございました。

  3. s.k

    質問したいのですが…

    僕は漏斗胸なのですが腹式呼吸を行っても大丈夫でしょうか?

    以前、スクールカウンセラーさんに『吸うときに肺を圧迫することはあるかも』とおっしゃってお医者さんに必ず尋ねるように指示を受けました。

    どうでしょうか?

    • rakis

      s.k様

      コメントありがとうございます。

      ご質問の

       >僕は漏斗胸なのですが腹式呼吸を行っても大丈夫でしょうか?

      ですが、漏斗胸の程度やその時の身体の状態にもよりますので、
      一度、医師に確認された方が良いと思います。

      その方が確実です。

      私としては、漏斗胸だとしても腹式呼吸は問題無く出来ると思います。
      一度、医師に確認した後に、安心して取り組まれるのが良いと思います。

      この度は、コメントありがとうございました。
      ご参考になれば幸いです。

  4. HAMA

    はじめまして

    自分は幼少の頃から吃音がある42歳です
    呼吸が浅いせいか息を吐ききるとゲボゲボと咳き込みます
    喘息で肺のレントゲンとると肺と気管支のリンパ節が肥大してるって言われました
    明日の25日に再検査です。
    あと、鼻呼吸すると空気吸ってる感覚があまりしません。
    肺活量も少ないと思われます
    呼吸を深くするにはどうしたらいいでしょうか?

    • rakis

      HAMAさん、こんにちは。
      白金台カイロの宮川です。
      コメントありがとうございます。

      呼吸を深くするにはどうしたら良いのか?
      ということですね。

      文章の方を読ませていただくと、首や背中、肋骨、横隔膜が固まっている
      ように思います。
      実際にお身体を見させていただいていないので、あくまでも推測ですが。

      呼吸を行うにあたって、ノドのつまりが無く、肋骨や横隔膜がスムーズに
      動く必要があります。

      現代人は、姿勢やストレスによって、呼吸に関わるあらゆる所が固くなっている
      傾向があります。

      腹式呼吸を無理のない範囲で、続けて行くと、横隔膜や肋骨が少しずつストレッチされ
      柔らかくなってきます。
      もともとの固さにもよりますが、少しずつ呼吸が楽になり、肺活量も増えていくはずです。

      しかし、かなり固まっている状態が長い場合は、やはり施術を受けるなどをした方が
      改善が早いと思います。

      結局、肺と気管支のリンパ節が肥大しているのも、まわりの組織が固くなることで
      やむなくリンパ節が肥大する必要があると、身体は判断しているはずです。

      神経や体液の循環がスムーズであれば、肥大化も必要ないかもしれません。

      まずは、腹式呼吸を地道に続けられるのをおすすめします。

      HAMAさんの一日も早い改善をお祈りしております。
      コメントありがとうございました。

  5. みー

    こんばんは。はじめまして。ここ2年ほど動き過ぎると呼吸が乱れ、寝たら治るを繰り返していました。全然大丈夫な日もあります。3秒吸って6秒吐くことや片鼻呼吸をやったりしていますが、あまり改善されず、いーちーにーいーの上記のやり方を実践した途端自分には合う気がしまして、手応えを感じました。今妊娠3ヶ月なのですが、毎日続けたらどれくらいで治すことができると思われますか?

    • rakis

      みーさん

      こんばんは。はじめまして。
      ご質問の「毎日続けたらどれくらいで治すことができると思われますか?」ですが、
      実際のところ個人差もありますので分かりません。
      合う気がするのでしたら、ぜひ継続してみてください。

      一気に変わるというよりも、徐々に変化を感じると思います。
      頑張って下さい。

      コメントありがとうございました。

      白金台カイロプラティック
      宮川智一

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