こんにちは。宮川です。
私のブログに訪問していただきありがとうございます。

先日、沖縄タイムスで、

「かくれ睡眠不足でうつ病に」久田医師が指摘 という記事を見ました。

久田友一郎センター長が「どんなに疲れていても、人間関係に悩んでいても、ぐっすり眠ることでうつ病は防げる」と話し、睡眠の大切さを訴えた。

 久田さんは診察結果から、うつ病患者の大部分が以前に睡眠障害が起きていることに注目。「うつで眠れないのではなく、眠れないからうつになる」と睡眠障害がリスク因子だときっぱり。早めに睡眠障害を治せばうつ病を防げるが、当事者の無自覚がそれを妨げていると指摘する。多くの当事者は「眠れていない」自覚がなく、医師が聞き出して始めて気付くという。

 なかでも久田さんが重視するのが「かくれ睡眠不足」。遅くまでの残業、深夜までTVやネットを見ているなど就寝時間が短くなる状態をいう。寝ようと思えば眠れるだけに、本人は「ちゃんと眠っている」「この睡眠時間で十分」と睡眠不足の自覚が無いのが顕著だ。

引用:沖縄タイムス 「かくれ睡眠不足でうつ病に」久田医師が指摘

 

確かに、当院に来られるうつ病患者さんの9割以上の方も

「寝られない」

「夜中に何度も目が覚める」

「朝早く起きてします」

「寝ても寝ても疲れが取れない」

といった睡眠障害の症状を言われます。
うつ病の方で一番多い症状は確かに睡眠に関する問題です。

睡眠障害が、うつ病にとってリスク因子だというのも納得です。

しかし、うつ病の原因が睡眠だけによるものでは無いと私は思います。

こちらの記事でも書きましたが、
「うつ病・自律神経失調症を改善するには、4つのストレス対策が重要!」

うつ病の原因はストレスであり、そのストレスの種類や割合も個人個人で違います。

また、
発症するかしないかは、それを受け止められる体力によるもので、個人差があります。
「あなたがストレスから回復するために必要な4つの体力とは?」

 

ストレスを受けることにより、体力が消耗します。

そして、

自律神経のバランスが乱れ→自律神経失調症→うつ病

とういう流れで悪化していきます。

睡眠不足は、4つのストレスのひとつであり、重要な要因です。
しかし、それだけに限ってしまっては、対策に限りが出来てしまいます。

他の要因で自律神経が乱れることによって、睡眠障害が出る場合もあります。

ひとりひとり、
その人の生活習慣や精神的な問題を含めた対応が必要なのです。

 

それを踏まえた上で、
あなたが睡眠不足を感じているようなら、改善することによって
うつ病の改善がすすむはずです。

 

うつ病以外の症状にも言えますが、
いつまでも治らないのは、対策に対して、視野が狭くなっています。

 

睡眠不足がうつ病の原因というのを否定するつもりはありません。
しかし、それだけでは無いということをあなたには知っておいて欲しいのです。

 

今一度、ご自分のストレスの割合をチェックしてみてください。
「うつ病・自律神経失調症を改善するには、4つのストレス対策が重要!」

 

今後も睡眠不足を改善する内容も含めて、お伝えしていきます。
ご期待下さい。

 

本日も私のブログをお読みくださり、
ありがとうございました。

記事の感想、今後取り上げて欲しい内容などが
ありましたら気軽にコメントしてくださいね。

またあなたに訪問していただけるのを
心よりお待ちしております。

身体心理療法家:宮川智一