こんにちは。宮川です。 
ご訪問いただきありがとうございます。

今回もブログ読者さんからの
母親(義母)がうつ病の症状を繰り返しています。どうしたら良いですか?」という
ご質問を紹介したいと思います。

 

今回の質問への回答が、家族、特に母親がうつ病で症状がなかなか改善しない
お悩みを持つ方の参考となれば幸いです。

以下、読者さんからのご質問です。

 

義母がうつ病です。66歳ですが、原因は嫁姑の関係や義父とのことでうつになったようです。
転勤族だったので若い頃は県庁所在地にいましたが、今は田舎に暮らしています。

義父が何でも主導権を握っているので従うしかなく、母も言い返すことができない性格なので、
父の言動でうつの症状がでています。

症状は起きれずに何日か横になっていないといけない状態で少し元気になっても足に力が入らないので
支えがないと歩けません。

足に力が入らないのが辛いと言っていました。
カウンセリングにも行っていますが、前は一ヶ月程で治っていたのが、二年くらい前から完治はせず、
歳のせいもあるかもしれませんが、うつ病の症状を繰り返しています。

良いアドバイスがありましたら、回答お願いします。

(Hさん 女性)

 

自分自身ではなく、家族(母親、父親)がうつ病の症状で苦しんでいる場合、
なかなかサポートが難しくなります。

どうしても最終的には、うつ病の症状で苦しんでいる本人次第になります。
他人は変えられないというのは原則です。

しかし、本人が変わるきっかけや手助けは出来ます。
質問者であるHさんは、義理のお母様を心配され、代わりにご質問を
されてきました。

うつ病の症状で苦しんでいる本人が自分で動けない時は、
周りのサポートが必要な場合もあります。

私からのアドバイスがお義母様のうつ病の症状改善のきっかけに
なれば幸いです。

母親のうつ病の症状にもメリットがある?まずは身体からのうつ病改善を提案

宮川からの返信

Hさん

こんにちは。宮川です。
ご連絡ありがとうございます。

お義母さんがうつ病なんですね。

原因としては
・お嫁さんとの関係
・義父の言動によるもの
が大きく影響されているようですね。

そして、症状としては
・起きれずに何日か横になっていないといけない。
・足に力が入らない。支えがないと歩けない。
この2点が目立つ症状とのことですね。

少々教えていただきたいのですが、
お義母さんが、うつ病で大変な状態の時に
お嫁さんとお義父さんの対応はどんな感じでしょう?

うつ病の時と元気な時で違いはありますか?
症状には必ず肯定的な意図があります。

うつ病になる事で、お義母さんにメリットが
あるのかもしれません。

例えば
病気で寝込んでいる間は、お義父さんがうるさく
言わないとか、優しくしてくれるなどです。

まずはこの辺りを知りたいと思います。

身体の症状に関してですが
うつ病の方は頭の中でつねに考え事をしています。

血液は頭へ集まり、下半身は血液があまり行かない状態に
なります。

そして
人間は意識が強いところに重心が出来ます。

当院に来られる方も、頭ばかり使っているので
歩くときにフワフワした感覚で、地に足がついていない
ケースが多くあります。

イメージ的に、ヤジロベーの様な感じです。

これに関しては
意識や血液を下半身に持っていかなくてはいけません。

散歩などの足の筋肉を使う事や
お風呂などで半身浴などをしながら血液を下半身まで
行きとどくようにしましょう。
(踏み台昇降や軽いスクワットなどもおすすめです。)

うつ病を運動で改善するには、踏み台昇降が効果的な5つの理由。

それにプラスして、頭が熱いようでしたら頭を冷やすなども
効果的です。

不眠を改善!脳をリラックスさせて、ぐっすり眠る方法。

66歳ですと年齢的にも筋肉が落ちやすく、落ちた筋肉は付きにくくなります。

最初は大変でしょうが、少しずつ行っていく事をおすすめします。

まずは、ここまでになります。

もう少しお義母様の様子をお聞きできるとアドバイスが
出来ると思います。

一番良いのは、直接ご本人の話を聞き、身体をみさせていただくのが
一番です。

なかなかメールのやり取りでは、そこまで出来ないのが歯がゆく思えます。

うつ病の症状で苦しむお母様のサポート大変だと思いますが、
Hさん、ご本人も一人で抱え込みすぎないように気をつけて下さい。

それでは。
この度はご質問ありがとうございました。
一日も早いお母様の回復をお祈りしております。

ご連絡ありがとうございました。

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うつ病は、心の問題が大きい場合と身体の問題が大きい場合があります。
心の問題が大きい場合でも私は身体からアプローチを行います。

なぜならば、

心の問題は、心身ともに披露したうつ病の方には負担が大きくかかる場合が
多いからです。
逆に症状が悪化してしまう場合もあります。

経験上、身体からのアプローチによって、精神的なものが問題だったとしても
うつ病が回復して行きます。

それほど、心と身体はつながっています。

まずは、うつ症状が強い場合は、休息と呼吸や運動等の身体からのアプローチを
おすすめします。

 

それでは

本日も私のブログをお読みくださり、
ありがとうございました。

記事の感想、今後取り上げて欲しい内容などが
ありましたら気軽にコメントしてくださいね。

またあなたに訪問していただけるのを
心よりお待ちしております。

身体心理療法家:宮川智一