出る症状も違えば、その原因もさまざまです。


自律神経を乱す原因として考えられることは、
生活の乱れや環境変化があげられます。


生活のリズムは、1日の中で周期的に規定されており、
時間ごとにホルモンの分泌量が変わったり、脳神経の活性化の度合いが変化します。


代表的なものは、メラトニンと呼ばれるホルモンです。
メラトニンの血中濃度は1日のサイクルで変化しており、人に1日のリズムを持たせています。


昼に少なく、夜に多く分泌されており、
これにより睡眠リズムがコントロールできているようです。


このような1日周期の体内リズムが壊れると、
昼に交感神経を働かせて活発に活動し、
夜に副交感神経を働かせてゆっくり休むというリズムが壊れます。


自律神経を乱すことへと繋がります。


不規則な生活や、時間に関わらない食生活、夜更かし、
睡眠不足などによってリズムの乱れが生じます。


また、ストレスを鋭敏に感知する視床下部で
自律神経がコントロールされているため、大きなストレスがかかると、
視床下部によるコントロールが乱れることがあります。


心理的ストレスがかかったとき、若い女性の生理が乱れることがあります。
これも視床下部性無月経といって、視床下部によるホルモンの分泌量が
不安定になることから起こってきます。


同様にストレスが多い場合に、自律神経を乱します。
ストレスにはさまざまな原因がありますが、
現代では人間関係のストレスや仕事のストレスが多いようです。


また、若い女性ではダイエットによる急激な体重変化も
無意識のうちに体にストレスを与える原因となっています。


急激なダイエットは、あらゆる面で悪い影響を及ぼしますが、
神経興奮のバランスを保つ為にも適正体重を維持し、変化は緩やかに行うことが大切です。